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映画「利休にたずねよ」公開記念その1 堺と千利休

 堺の裕福な商家に生まれ、茶の湯(草庵の茶)の完成者として、江戸時代から明治維新を経て、現代にも通じる茶道の代名詞である千利休。あえて詳しい説明の無用かと思います。信長から秀吉の時代にかけて、茶湯の天下三宗匠と称せられた今井宗久や津田宗及も、実は利休と共に活躍した堺衆です。
 堺は、茶の湯の世界では大変縁がありますが、お茶の産地でもなく、茶道具の銘陶が創られた訳でもなく、今となっては偶々利休や宗久の生まれたのが堺だったとしか理解されていないかも知れません。

堺市内の南宗寺
 映画の元となった小説「利休にたずねよ」では、小説の舞台のほとんどは京都になりますが、最後の最後に堺を舞台にした物語が登場します。やはり利休や戦国武将達が活躍するシーンの大半は京都というイメージでしょうか。
 しかし小説では、終盤のクライマックスで利休の師である武野紹鴎の元に若き利休が訪ねる場面があります。若い情熱的な利休とミステリアスな紹鴎との互いの美学を戦わせます。武野紹鴎も堺出身の豪商で、利休の師として侘び茶を伝えた先達です。

南宗寺の墓地で並ぶ紹鴎の墓と千家累代の墓
 堺市内南部の住宅地の中に南宗寺がありますが、ここに利休とその子孫の供養塔と紹鴎の供養塔があります。丁度並んでいるので分かりやすいですが、実はこの古刹に一緒に参禅したと伝えられています。また信長や家康といった戦国大名もこの地を訪ねたとされています。他にも、2代将軍・秀忠と3代将軍・家光が2階から堺を眺めたと伝えられている坐雲亭や、再建された利休好みの茶室とされる実相庵など、いろいろと見どころのある風格の漂う寺院です。

 このように現在の堺市内にも、利休を偲ぶ史跡が幾つか残されています。流石に京都のように当時の面影を伺うのは難しいところもありますが、こうした史跡を堺市内を散策しながら、利休が活躍した時代の様子を想像してみたいと思います。

2013.10.02掲載
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