堺ハロウィンパーティ特別企画その２〜ハロウィンパーティーの定番〜

　ハロウィンに付き物の、夜のパーティなら音楽は必ず必須アイテムでしょうが、実は定番のハロウィン用楽曲と言っても、そう沢山ある訳でもないようです。有名どころでとしては、ハリーポッターのテーマ曲や、ナイトメア・ビフォー・クリスマスのthis is halloweenなど、更には懐かしいところでマイケル・ジャクソンのスリラーだったりゴーストバスターズあたりです。
　国内ではここ数年ハロウィンが近づくと何曲もリリースされるので、世界中何処も似たような状況かと思っていたら、必ずしもそうでもないみたいです。ハロウィン本場のアイルランドやアメリカでも、案外ハロウィンに合わせて新曲リリースなんて習慣はあまり無いみたいです。
　クリスマスパーティ用音楽は毎年沢山作られていますが、ハロウィン用はかなり少ないというのは何とも意外です。マイケル・ジャクソンのスリラーが秀逸過ぎて誰も追随できないというのはありそうですが、折角のお祭ですから、定番とは別に毎年嗜好を凝らした新作を作って欲しいところですね。

	ハロウィンパーティ用の悪霊退散香

　音楽でムードを出てきたら、いよいよパーティの始まりです。ところでハロウィンといえば、やはり基本は悪霊退散。元々のケルト文化の由来を紐解いても、子供と悪霊避けの組み合わせは万国共通といった印象です。怖いお化けのコスチュームに変装して、お菓子を貰うのは良いとして、ハロウィンの魔除け、悪霊除けは、例のカボチャのジャック・オ・ランタンですが、他にも幾つか欧米では魔除けとして使うモノはあります。良い香りというのも魔除けに使われますが、有名どころでは「ポマンダー」と呼ばれるポプリでしょうか。このポプリは、オレンジに丁子（グローブ）を綺麗に刺して、部屋の飾りとして戸棚に置いたそうです。丁子は日本では薬として、ヨーロッパでは肉料理の臭い消しのスパイスとして使われてきましたが、殺菌作用があるので、病気予防も込めてポプリとして部屋に飾っていたところから魔除けに転じたみたいです。

　さて、10月30日（日）に山之口商店街で企画しているハロウィンパーティでは、子供達がお菓子を貰ったら、当社が加盟する堺線香工業協同組合と堺の学生達で制作した「悪霊退散香」をお礼として配るというのがルールです。このハロウィンに因んだ悪霊退散のお線香、５種類の香りが楽しめますが、その中にも丁子やローズマリーが配合しています。丁子は、日本では伝統的にお線香の原料として使われていたので、少し懐かしい香りに感じるかもしれません。