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堺、香りの物語〜19章 大阪の梅〜

 2月上旬になると、大阪でもぼちぼちと梅の花が見られるようになります。大阪市内で梅の名所といえば、まずは大阪城公園内の梅林が上げられるかと思います。
 大阪城公園は、2月上旬あたりにぽつぽつと梅が咲き始めて、1ヶ月の間楽しむことが出来ます。その間は行楽客も多くて、大阪城周辺も結構賑やかになります。3月下旬から4月上旬の桜、更に梅林の近くの桃園と、春になる頃には次々と花が咲くので、約3ヶ月間程は大阪城公園だけでも見所が沢山あるといったところでしょうか。

 この大阪城公園の梅林は、現在でこそ800本を越す大阪市内でも屈指の梅の名所となっていますが、実は1970年代に整備された比較的新しい公園です。丁度梅林から大阪城の天守閣が良く見えて、写真を撮るには良い場所なので、梅の時期には遠方からの観光客も見られます。
 梅が咲き始める頃になると、「待ってました!」とカメラを持った愛好家が一斉にやってきて、梅を楽しむというよりカメラの邪魔にならないように気を使いながら公園内を進むような具合ですが、それも大阪城の梅林の楽しみ方かも知れません。まだ肌寒い時期ですが、咲き始めの甘い梅の香りがかすかに感じられる、のどかな公園です。

大阪城の天守閣と白梅
 大阪城から大川を下って少し歩くと、天神祭でお馴染みの大阪天満宮があります。
「東風吹かば にほひおこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな」
有名な道真公の歌ですが、大宰府から京都の自邸にあった梅の木を偲んだ歌とされるので、この歌に因んだとすれば京都の北野天満宮の梅の花でしょうか。天満宮の神紋も梅の花の模様で、道真公が好んだ花というよりも、天満宮の象徴のようになっています。
 もちろん大阪天満宮も沢山の梅の木が植えられていて、毎年1月24日と25日には初天神梅花祭が行われます。梅の花はまだまだ寒い季節にゆっくりと開花しますが、梅の甘い香りと共に少しずつ春が近づいているように感じます。

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2013.2.18掲載
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